カラダの使い方

氣功を学ぶ(基本)

【第3回】
氣を育てるカラダの使い方

~“軸”と“ゆるみ”が氣の流れをひらく~

気功は「氣を感じる」だけでなく、「氣を育て、巡らせる」ことが大切です。

では、どうすれば氣は育つのでしょうか?

実はそのカギは、「カラダの使い方」にあります。

何気なく立つ、座る、歩く
 …この日常の動きが、氣の流れを大きく左右しているのです✨


🔹 「軸」を意識する—氣が根づく場所をつくる

「氣が足りない」「エネルギーがすぐに消耗する」
 …そんな人に共通しているのが、身体の“軸”がブレていること。

軸とは、背骨がまっすぐに伸び、重心が安定した状態のこと。
試しに、次の2つの立ち方を比べてみてください。

NGな立ち方

  • 背中が丸まっている
  • 片足に重心をかけている
  • 力を入れすぎてガチガチ

氣が育つ立ち方

  • 足を肩幅に開き、足裏全体で地面を感じる
  • 背骨をスッと伸ばし、頭が上に引っ張られる感覚を持つ
  • 腰を軽く沈め、どっしりと地に根を張るイメージ

この「どっしり感」が、氣を集める土台になります🌱


🔹 「ゆるみ」をつくる—氣の流れをひらく

次に意識したいのが「ゆるみ」です。

氣は、カラダがふんわりと緩んだときに流れやすくなります。

ガチガチの肩や、浅い呼吸では、氣がスムーズに巡りません🌀

氣が巡るカラダの状態

  • 肩と首の力を抜き、ふわっと軽い状態
  • 胸を張りすぎず、自然に開く
  • ふかーく息を吐きながら、全身をゆるめる

軸とゆるみ、この2つが合わさることで、氣が自然にめぐり、身体にエネルギーが満ちていきます🌿


🔹 今日からできる簡単ワーク—「氣が巡る立ち方」

1️⃣ 足を肩幅に開き、地面をしっかり踏みしめる👣
2️⃣ 背骨を伸ばし、頭頂が上に引っ張られるイメージ👆
3️⃣ 肩の力を抜き、ふわっと息を吐く🌬️
4️⃣ 両手をお腹の前で軽く重ね、丹田(ヘソ下3cm)を意識する

💡 この姿勢のまま、目を閉じて3分間呼吸をしてみましょう
カラダがゆるみ、内側からじんわり温かくなるのを感じられるはずです😊

氣は、姿勢と呼吸で育っていきます。